空き家再生・戸建て賃貸
空き家を再生して、賃貸業を始めたい方へ
この地域には、住む人がいなくなった家がたくさんあります。
解体費が高いため、壊さずにそのまま手放したいという所有者の方も多く、安く買える家は少なくありません。
ただし、空き家を直して貸す仕事は、誰にでも簡単にできることではありません。
YouTubeの動画を見て「簡単にDIYできるんだ」と安易な気持ちで始めると、失敗して貴重な手元資金を失うことになりかねません。
実際には、費用も手間も想像以上にかかります。
このページは、それを分かったうえで挑戦したい方に向けて書いています。
利回りが高く見えるほど、リスクも高くなります
取得価格が安いと、見かけの利回りはとても高く見えます。
けれど空き家は、直すのにお金がかかります。
リフォーム代を入れて計算し直すと、数字は大きく変わります。
| 計算の例(数字は仮です) | かかったお金 | 年間の家賃 | 利回り |
|---|---|---|---|
| 取得価格だけで見ると | 100万円 | 48万円(月4万円) | 48% |
| リフォームに300万円かかると | 400万円 | 48万円 | 12% |
| シロアリや雨漏りが見つかり、500万円になると | 600万円 | 48万円 | 8% |
※ 上の利回りは、家賃を取得費用で割っただけの数字です。
実際には、固定資産税・火災保険・修繕・空室の期間などがかかり、手元に残る割合はさらに下がります。
この例は考え方を示すための仮の数字で、収益を約束するものではありません。
空き家には、これが「当たり前に」あります
「不具合があるかどうか」ではなく、「どこに、どれくらいあるか」を前提に考えてください。
シロアリ
土台や柱の足元が食われていることがあります。
床下を見ないと分からず、買ってから見つかることも珍しくありません。
雨漏り
天井のシミが小さくても、屋根の下地や柱まで腐っていることがあります。
床の傾き・沈み
床下の束や大引きの腐れ、基礎の沈みが原因のことがあります。
原因によって直し方と費用が大きく変わります。
水まわりの配管
長く使っていない給水管・排水管は、通水すると漏れることがあります。
汲み取り・浄化槽
下水道が無い地域では、浄化槽の入れ替えやトイレの水洗化に大きな費用がかかります。
古い電気の配線
容量が足りない、配線が傷んでいるなど、今の暮らしに合わせるには工事が必要なことがあります。
アスベスト
古い屋根材や外壁材に含まれていることがあり、撤去には調査と専門の工事が必要です。
家財の残置
家具や生活用品が残ったままの家が多く、片付けだけで費用がかかります。
道路と再建築
接道が足りない土地では建て替えができず、将来売るときの買い手も限られます。
地域ごとの注意点(塩害、温泉の成分、冬の凍結、道の狭さなど)はエリア情報にまとめています。
この事業に向いている方、向いていない方
向いている方
- 床下や屋根裏にもぐって、自分の目で建物の状態を確かめられる
- DIYでできることと、職人に頼むべきことを分けて考えられる
- 予定より費用が膨らんでも、計画を立て直せる資金の余裕がある
- 入居する方が気持ちよく暮らせるかを、利回りと同じくらい大事にできる
- 修繕や入居者対応を、自分で引き受ける覚悟がある
- 家賃の滞納、夜逃げ、近隣クレーム、心理的瑕疵に該当する事故等が発生しても自身で対応できる方
おすすめしない方
- 利回りの数字だけで買うかどうかを決めたい
- リフォームはすべて業者に任せるつもりでいる
- 短い期間で、確実に利益を出したい
- 現地に通ったり、工事の様子を見たりする時間がとれない
- 手軽に儲けられると考えている
- 家賃収入のことを不労所得と思っている人
- すべて他の人に丸投げしようと思っている方
自分でやってよい工事、資格や手続きが要る工事
空き家の再生では、自分のDIYの力と正しい建築の知識で進める部分が多くなります。 ただし、法律で資格が決められている工事は、自分ではできません。
| 電気の配線工事 | コンセントの増設や配線のやり替えは、電気工事士の資格が必要です。 |
|---|---|
| ガス設備の工事 | LPガスの配管や機器の設置は、液化石油ガス設備士などの資格が必要です。 |
| 水道の給水管の工事 | 水道につながる給水管の工事は、各市が指定する給水装置工事事業者に頼む必要があります。 |
| 浄化槽の工事 | 浄化槽の設置や入れ替えは、専門の業者に頼む必要があります。 |
2025年4月から、大きなリフォームに建築確認が必要になりました
2階建て(または延べ面積200㎡超)の木造住宅で、壁・柱・梁・床・屋根・階段のどれかを半分以上やり替える工事は、2025年4月以降に着工するものから建築確認の手続きが必要です。 平屋で延べ面積200㎡以下の家は、これまでどおり不要です。
- 屋根材だけの交換や、今の屋根に新しい屋根をかぶせる工事は不要です。
- 外壁の外装材だけの張り替えや、上から重ねて張る工事は不要です。
- 床の仕上げ材だけの張り替えや重ね張り、1階の床の工事は、半分以上の判断に入りません。
- キッチン・トイレ・浴室の交換、手すりの設置は不要です。
- 建築確認が要らない工事でも、仕上がりは建築基準法に合っている必要があります。
※ 判断に迷う工事は、工事の前に市の建築担当や確認検査機関に相談してください。
この地域の賃貸事情も知っておいてください
- 借りたい人の数は、都市部ほど多くありません。
場所と家賃の設定で、空室の期間が大きく変わります。 - 車での暮らしが前提の地域です。
駐車場の有無は、借り手の決まりやすさに直結します。 - 当社は入居者募集の仲介を承りますが、建物の管理業務は行っていません。
修繕や入居中の対応は、ご自身で引き受けていただく前提です。
当社がお手伝いできること
再生に向く物件のご紹介
「解体せずにそのまま手放したい」という所有者の方からのご相談を多くいただいています。
条件に合う物件が出たらご連絡します。
購入前の建物の確認
床下・屋根・水まわりなど、直すのにお金がかかる所を一緒に見て、どこから手を付けるべきかをお伝えします。
入居者募集の仲介
再生が終わったあとの入居者募集を、仲介でお手伝いします(建物の管理業務は行っていません)。
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空き家の再生に挑戦したい方、ご相談ください
探している地域や予算、DIYの経験、どのくらいの工事まで自分でできそうかをお聞かせください。 ご相談の内容は秘密厳守です。
空き家再生について相談する
(※2026年9月15日時点)国土交通省などの公式の情報で確認した制度の内容です。
このページは、空き家の再生や賃貸業の収益を保証するものではありません。